TASK2 (7月7日) 大会5日目
昨日降り続いた雨も上がり、雲量は多いものの試合になりそうな雰囲気だった。テイクオフでは、風がフォローになっていてサーマルブローを待って飛ぶ雰囲気になっていた。
しかし、風は待てど暮らせど依然として後ろから吹いている。
2時間ほどしてテイクオフを変えるアナウンスがあった。
大移動が始まった。
トラックへ荷物を積み込んだり、100人+スタッフや友達関係者その他が一気に移動する。オレは、トラックに頼らず歩いて移動した。近いと思ったが結構距離があったなぁ。行った先のテイクオフは非常に狭い。また狭いところに人がいっぱいだから大変だったよ。
テイクオフが狭いことと、コンディションが渋めなので「エラップスタイム(スピードラン)」形式のスタートが採用された。
説明すると、通常のスタートは時間になったら空中からいっせいにスタートするのだけど、きょうのやつはスタート時間は自分で決めてもいいものだった。もちろんスタートするラインは決められている。
タスクの距離は、60.4km
50km先のターンポイントまでいって10km向かい風にむかってゴールを目指すものだった。この10km向かい風が平野部上空になるのでここがレースの展開の重要なところになるはずだ。
40分ぐらい空中で待った。
たぶんいつものように一番後ろから追い上げてくる集団をみんな期待して待つだろう
でも、今日は渋めだし、15:30にスタートして、2時間かかったとして17:30、最後の10km飛ばすためにはあんまり遅いと問題だ。
早めにスタートしたいがいい集団が行くのを待った。
そこでスタートしたのは、今年絶好調のベロー。それからシャル。ハンスも行った。オレは、2分待って(せこ!)スタートラインを通過した。やっとレーススタート!!
雲量が多いせいで、サーマルソースが影ってしまってやっぱり渋い。スタート後の最初のスタックもそれを予想してゆっくり高く入ったので余裕だった。
2回目のスタックは、30kmほど飛んだところで、山がなくなって平野部に差し掛かるポジションだった。
ここもちょっと頭使ってみんなを先行させ良いルートをチョイスした。
あせることはない。
後半にスタートした集団がどこまで追い上げてくるか心配だったがたぶん大丈夫だろう。コンディションがますます渋くなっているし。
ターンポイント通過後の10kmフラットランドを向かい風で飛ぶのがとても厳しい条件だ。雲が消滅してサーマルがなさそう。
ゴールまで飛んでいくのは確立で言うと90%無理!でも、ベローたちがどう動くか興味があった。なにかオレの知らないことを知っているかもしれない。
しかし、期待したがなんとなく距離を伸ばすためのグライディングになった。うーむ、やはり。
距離を伸ばすグライディングの一こま。
ほんと何もない平野だ。
なんでこんなタスクにしたのかなぁ
もっと早い時間なら可能性があったかも知れないが、始まったのが遅すぎたよ。
結果的には、昨日同様点差はあまり大きくなくコンスタントに900点台をゲットして終了。
今日は七夕。
星空が輝いてとてもきれいでした。
ゴールから遅くに村へ帰ると、AVAとエアーウエーブの共同パーティーがオフィシャルのスタジアムで始まっていて、アンゲルに誘われていたのでとりあえず行った。本当は、宿に帰ってご飯食べたかったけど。
スタジアムでは、料理と飲み物が用意されていて食事をしながら岩屋にも来たマティアスとこんな会話をした
マ「TAKは元気か?」
正「元気も何も、富士山から飛ぶって張り切ってトレーニングしているよ」
マ「それはすごいな。それにしても良いファミリーだなぁ」
正「そう?」
マ「前に伊丹空港でもらった醤油(搭乗ギリギリで渡した)まだ大事に使っているよ」
正「マジで!また今度プレゼントするよ。ところで、近いうちに岩屋でワールドカップやろうと思っているねん。」
マ「そう。いい山がたくさんあるから面白そうだね。また日本に(岩屋に)行きたいなぁ。招待してくれないかなぁ」
正「うーん、、、難しいかな?招待は。またそのうちに。」
宿に帰ると10時を過ぎていた。それでもブラータとマルコは待っていてくれた。
食事はさすがに遠慮したけど、どこに行ったかとか飛んでどうだったとか、そんな話をした。
そのなか、最近我々を悩ませているのがダニか蚤かなにかわからないけど全身のいろんなところがかゆい。
そんなものはラキア(強いお酒)を塗ると治るとブラータ。宮田さんはやってみましたが効果なし
なんでこんなにかゆいのかなぁ。。。