トレーニング (7月12〜15日)

Mt.Cornizzoroのエリアは、3回目(かな?)になります。
初めてこのエリアに来たときは、なんちゃらかんちゃらハムカップというローカルな大会がワールドカップ前にあって、当時活躍していた松原正幸氏が劇渋のコンディションの中優勝した。その後のワールドカップは天気が悪かった記憶しかない。
おまけに、ROLL OUTの豪氏と二人仲良くミラノの街中でパスポートと現金の入ったウエストバックを盗まれ、大使館に行ったり大変苦労した思い出がある。

前回のワールドカップ(2002年)では、アレックス・フォッファーがぶっちぎりに強い年で、いろいろライン取りとか勉強になった。
記憶の中では、コンディションは渋く、蒸し暑いし蚊もたくさんいるし、イタリアなのに料理がいまいちだった。
今回は、もう少しおいしいところも探しながらエリアを楽しみたいと思い、散策の旅が初日から続いた。

Erbaの町の近所に「エルビス」というピザのおいしい店を発見したときは感激だった。地元の人のお奨めの店は、ホテルの近所にあるタイ料理も食べれるイタリアン。なんか不思議な店だが、グリーンカレーがおいしかった。
そう、旅の楽しみは食べることもあるのだ。セルビアであれだけ健康な生活したのだから少しの贅沢はOK〜!フォー!

さて、このエリアの紹介をしよう。
2002年のリポートでは、今読み返してもさっぱりわからんのでもう少し詳しく、、、
Cornizzoroのエリアはミラノから北へ車で40分のところにある。観光地で有名なコモ湖を一望できる(高く上がれば)環境にあり、地中海の高気圧圏内に入れば穏やかなコンディションになる。
ミラノがどこにあるかというと、イタリアの北、アルプスの南側、うーん、これでわからない場合は世界地図を見よう!

山はなだらかで、岩盤は数箇所しかない。アルプスのエリアのような激しさはないが、サーマルは比較的強い。日本人のツアーをするには適した環境だ。空港から40分だし、アクセス、食事、コンディション、現地の人が言うには「パラダイス!フォー!」

フライトする範囲は東西に20kmほどと南に10kmほどの範囲で、東西は山が続いているのだが(もちろん谷はある)、南は平野部でレースの後半に使うことが多い。


テイクオフの高低差は約900m。アクセスは、シャトルバスのみ山に上がれて、大会中に使うテイクオフは道から斜面を歩いて登らなければならない。我々は、さらに200m上のピークに近いところからフライトする。
ここまでの担ぎ上げがつらい。体重プラス33kg(MAX)でヘッコラヘッコラ山を登ると、蒸し暑さも手伝って、汗がどっと吹き出てくる。いいトレーニングになるよ。もうすぐ富士山の expeditionだしオレも鍛えな!


勝手知ったるコルニツォロのエリアでのトレーニングはびっしり端から端まで飛べました。
これまでの渋いコンディションから考えると最高だった。試合前にこれだけたくさん飛べると試合が始まったらまた悪天候が、、、
と不安になりますね。
筋トレも湖畔を走ったりしながら、毎日やりました。ストレッチに時間をかけるので、身体の可動域が広がった(やわらかくなった)

今回は、チームリーダーの半谷さんと扇沢さん、水沼さん、宮田さん、オレ、それから若手で(芸人か?)小林君とヨシキ君がサポートで参加している。この若手がなかなか頼もしく感じます。小林君は、フランスのワールドカップからずーっとヨーロッパに滞在していて、機転も利くし料理もうまい。ヨシキは海外初参加なので事情がいまいちわかっていないが、毎日ほんと真面目にやっています。ボンミスが多く、昔の(今もかな?)オレみたいな感じで親近感がわきます。ともかく、将来が楽しみの2人ですよ。みんなで応援しましょう!!

そんなこんなで大会当日を迎えるわけで、、、

つづく


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