セルビアへの旅 その1

6月27日(月)〜28(火) あわただしい出発

日曜の夜はみんなと食事して、11時ごろまで覚えているがそこから記憶がない。

飲みすぎとかではなく、佐野邸で清水さんにマッサージしてもらっていてなんか知らないうちに眠っていて、気がつくと午前3時を過ぎていたのだ。のんちゃんも同じ手口でまんまとやられた!いやいやおかげさまで、日ごろのコリはなくなったし、トレーニングの筋肉痛もなくなっていた。うーむ、整体おそるべし。

 月曜日は、今年超ブレークしている芸人「レイザーラモン住谷(HG)さん」とのタンデムをやって、午後1時15分伊丹発→成田の飛行機遅れることなく搭乗して、その後はスケジュール通りセルビアに向かうことになっていた。

 はい、タンデム行きましょう!と簡単に言えるコンディションではなかった。南西風が強く、高いところの雲はキントン雲のようにびゅーっと去っていく。講習場の風も見たが、あまり良くない。さてどうしたものか。。。山に上がって考えてみよう。

岩屋山TOから状況を熟考した。ボトムの風は徐々に弱くなっている。上空の風は不規則で南西らしい吹き方だった。やるか、やめるか迷った。もしかすると、万に一つはチャンスがあるはず、そう感じた。

午前11時のリミットが近づいてきた、その時、ツバメがテイクオフの周りを飛び始めた。これは、下層部の空気が南西風にも関わらず、上昇してきたというサインとみた!

チャンスや!

南西風が西に変わったその瞬間を見逃さなかった。

テイクオフはパーフェクト。

風も思っているより悪くない。むしろ何かに包まれているようなそんな錯覚が起きるほど静かだった。
「しまった!」と思ったのは、デジカメをもってくるのを忘れていた。一生の一度かもしれないタンデムなのに、あー残念!

空中では、一緒になって「ふぉー」と言ったり、離陸前の緊張感がうそだったような、いいフライトでした。
ランディングには、会社を休んで憧れのレイザーラモン住谷さんを見に来た方が何人かいましたよ。たぶんみんな、テレビで見るよりかっこいいと思ったでしょうね。

11時を過ぎていたのでみんなに軽い挨拶をして佐野さんの車で伊丹空港へ向かった。
道中は、興奮冷めやまぬという感じで達成感に浸っていました。
前回のフランス戦でチームのみんなに「すごい芸人がいるの知ってる?」と話していた矢先で、チーム内では話題の人だった、その人とタンデムしたのはほんと夢のようだったなぁ。







さて、伊丹空港から長い道のりです。
成田‐香港‐ヒースロー(英)‐ソフィア(勃)‐モンタナ(AvaSports本社)。合計30時間(!?)
乗り継ぎが多かったけど、初めて香港国際空港にいけたし、ヒースロー空港ではバーガーキングがめっちゃ高いことがわかったし(イギリス対日本の外貨)、時間がたくさんあったので、「本田の原点(成美文庫)」を読破しました。



セルビアへの旅 その2
 6月29日(水) フライトトレーニング

火曜日にソフィア(ブルガリア)の空港に着いた。
AVAのアンゲルさん(社長)たちが迎えに来てくれてセルビアまで車で送ってくれるということになっていた。
みんなとても面倒見がよく、親切で、いい人たちで、欧米の人に思えないよ。感謝感激です。

AVAスポーツに宿泊して初日の朝
6時に目が覚めて、そこらへんを散策してみた。
レンガと緑と、舗装されていない道、家畜の匂い、発展途上の国ならではの雰囲気がある。
日本のような神経質なぐらい清潔なものはないけど、それでも生活できるし、むしろそこまで清潔にするのだったら政治から清潔にすればいいのに、と、そんなことを考えながら歩いていた。


今日は、モンタナ(ブルガリア)のエリアで飛ぶことになった
セルビアへ行くのは明日の朝。

モンタナのエリアは、平野部から大地が皺になったようにせりあがっているところからフライトする。

今日のフライト練習のテーマは、ヨーロッパの風になじむためにできるだけ長く飛ぶように心がけた。
テイクオフしてすぐに600mゲインした。
みんななかなか上がってこないのでアクセルやハーネスの調子を確かめた。

まず最初に、向かい風タスクで10kmフラットランドを飛ぶ。オレは、出遅れてあげなおすのに時間がかかったが、AVA SPORTSのロフトまでいいラインにのって飛ぶことができた。
雲は、発達気味だったので上げすぎに注意が必要だった。
モンタナの街は密集していてとてもランディングできそうなところはなかった。 高圧線も多く、AVAのロフト横に降りようか迷ったが、まだ2時間ぐらいしか飛んでいなかったのと、高圧線と風が気になったのでエリアにもどってみんなと合流した。
無線の調子がわるく、交信はできなかったが、雰囲気から察するにクロスカントリーにいくようだ。
でも、換金していないからお金はないし、地図もなく、電話もないし、行った先でどうすんねん!とおもったので、バレリーにくっついて飛んだ。

途中、渋いところがあって降りてしまった。
途方にくれていたら、バレリーがどこからともなく現れて、無事帰宅することができた。
いいやつや!バレリー。

宮田さんたちは、距離を伸ばしたようで別の車で帰ってきた。







6月30日(木) セルビアへ移動

午前9時ごろ出発予定だったが、荷物の積み込みで時間がかかり、11時に出発した。
直線距離では90kmだが、山岳部を迂回するので3時間ぐらいかかる話だった。

アンゲルが運転する車の(なぜか)助手席で景色を眺めながらのドライブだった。
セルビアとの国境で思いのほか時間がかかった。

国境通過に2時間!

お昼休みとかさなったからか、時間がかかりすぎやで。
アンゲルたちも、国境警備員と出入国審査官はクレージーだといっていた。
なにかと時間をかけているようにみえたからだろう。

さて、国境から車で1時間ほど山道を走って車は止まった。

予想外にすごいカントリーサイドの村。ホテルはない。民宿もない。民家にホームステーのように泊めてもらうのがここのルール(!?)のように思えた。案内された家では夕食の準備が行われていて、その間、家を案内された。
ホームメードのワインを作るための器具や蔵。蔵の壁にはカビが生えていて、これがおいしいワインを作るために必要だと宮田さんは言う。家の裏には、農園があって、トマトにきゅうり、ワイルドベリーまで栽培していて、鶏、ヤギ、豚などもいるので完璧な自給自足体制だ。まるでダッシュ村みたい。料理はおいしく、手製のチーズに採れたて野菜のサラダ。自家製のパン、、、でもみんな太っているのはなぜだろう。

ともかく、AVAの方々の隣の家にお世話になることになって、のちのち面白い出来事が日々起こることになるとは想像していなかった。





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