オーストラリア Mannila その2 (12/03/03)


今回のマニラはいろいろあった。

事件その1・・・タンデム飛行での出来事
大会4日目 ドラゴン宮田さんからタンデムパイロットの依頼があった。
試合を捨てたわけではなくて、試合前の午前中はリッヂの良い風が吹き、ソアラブルなのでその間に飛んでツアービデオを作成したいとの事で、お世話になっている手前、断る理由はなかった。
11時ごろ、一般フライヤーがトップアウトし始めたので飛ぶことにした。ちょっと時間的に早いのだけど、まぁ降りてしまってもなんとかなるので飛ぶことにした。使用した機材はいつもと違うので上手くセンタリングできない!言い訳タラタラで飛んでいると、ランディングが近づいてきた。次、頑張ろう!と、アプローチを始めた。
ワールドカップシード選手が二人して風を見間違うはずがないのに、、、
ドラゴン(ビデオを撮りながら)「えー、コレがランディングです。今からアプローチします。吹流しが見えにくいですがアゲンストです。」
正「アプローチは斜めに行きます。」
ドラゴン「えー、もうすぐおります。」「!」(風がフォローになっている)「はや!!」(おもわず声をあげるほどスピードにのっていた)
見事なフォローランディングで、ドラゴンは転がり砂まみれ。オレはなんとか大地を足で踏みしめて止まった。
笑うしかなかったよ。それがビデオに記録されていて、あとでみんなでみて笑い転げた。しばらく「はや!」という言葉が流行った。

事件その2・・・点滴車 
ドラゴン宮田さん達が買った車が年代ものの「トヨタ ハイエース」。車内が広くて、レトロで良い感じの車だけど、これが曲者になったのだ。
タスク5でオレが100kmのタスクで20kmほどで降りてしまい、広大な平原を歩き道に出た時にオレの方へ向かってくる車が一台。これがなんと我々の回収車で これはラッキー!と、思いきやなんと故障しているとの事。
運転席と助手席の間のハッチは開いていてエンジンむき出し。キャブレターに何やらチューブがついている。どうも、ガソリンのポンプが故障したようだ。
それで、町の工場に持っていくというのでオレも一緒に行った。1.5リッターのペットボトルにガソリンタンクからガソリンを抜き取り、点滴のように持ち上げてガソ リンをキャブレターに流し込む。走る距離は、15kmもない。何度もガソリンを抜いては走り、長い長い道のりを走っていった。町には着くには着いたが 、ガソリンくさくてもういやになってしまうよ。翌日、工場に持っていって治したが、あんな経験二度とないだろうなぁ。


と、いろいろあったわけですが、結果は散々だった。
問題は、スピードランという試合形式がオレにとってマイナスだった。というより、苦手科目なわけ。
しかし、去年はスピードランでワールドカップタスクトップになった功績もある。
フラットランドは、思い通りに行きにくく必ず罠があるからそれをなんとか「高さ」というもので乗り越えなければならない。山岳エリアだと山につけばいいのだけど、フラットならば山が無いから高度は自分で稼ぎ、そのポジションからじっくり攻める飛びを要求される。
イケイケゴーゴーは失敗して当然。

今回は、そうゆうわけで駄目だった。

良い事といえば、チームでは優勝したことかな。
例年だと、地元のゴットフリー率いるチームが優勝していたのだが、今回は宮田さんのチームが勝った。 オレも微力ながら後半戦で貢献して、チームは優勝し、賞金500ドルゲットした。 ちなみに、車の修理代で消えた、、、

次は、筑波ワールドカップ!

頑張るYO!


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