PWCトルコ前編 (02/09/03〜10)


只野の手記より
9月3日
 AM4:00。トルコのエルジンジャンに向けて出発した。始発ののぞみで新大阪から東京へ。そして成田空港へ。飛行機は、マレーシア、 ドバイ経由でイスタンブールに着いたのは家を出てから33時間後だった。 イスタンブールで1泊して明朝ローカル便で現地入りする。 時間があったのでイスタンブールの観光をした。どこも入場料を取るのですっごく損した気がした。京都のお寺見ていたほうがいいような気がしたのは只野だけだった、、、
それにしても、この旅は疲れました。うー、思い出すだけでもぞっとしますね。トンデイスタンブール



大会は9月8日から一週間。エリアは、 テイクオフの標高が2000mでランディングが1200m。高地にあるのと空気が乾燥している為に4000mを 超える事があるという。普段、飛んでいる人が少ないそうだ。だから、タスクを組むにも情報が少ない。けど、エリア はよさそうだね。どこにでもサーマルが発生しそうな地形。大地が荒々しいし寒暖の差が激しい。いやーとんでもないレースになるかもしれないなぁ。ちょっとビビリが入ってきたぞ、、、


タスクを説明するグザビエ氏
テイクオフ。選手は機体を広げて待つ
テイクオフの瞬間。ちなみに空中から撮影した(正)

 

9月9日 TASK1 タスク距離 56.5km


大会初日の昨日は、キャンセルになった
大会2日目の今日は、天気は良くて風力も毎秒4m以下の予報が出ていて良い感じ。決まったタスクは、TP1は最初に練習日に行った所だから感じはわかる。しかし、TP2は行った事ないのでキープハイで攻めるしかない。リターンは追い風であっという間にゴールできるだろう。こんな具合でイメージしてスタートした。
レースは展開は、赤のブーメランが2機(アレックスとスコット)が先行して5分遅れで後に続いている。追いかける側は、なんとか差を詰めようとするのだが上手くいかない。このまま終わるとみせかけて、只野がTP2のリターンで単独で沖のサーマルをゲットして山の斜面にいかないで平野部を直線で突っ走った。TP3まで14km、ゴールまで1.7kmをグライディングして、赤の2機を抜かそうとしたが結果3分遅れて3位でゴール。
15:35 タスクストップ TP2付近の雲が発達し強風や落雷の危険性がある為、競技は中止された(不成立ではない)。今日は、3人ゴールしておしまい。


9月10日 TASK2 タスク距離49km


今回の出場者は91名と通常より少ない。というのも、このエリアの情報が少なすぎたためとアクセスが悪い事で参加人数が減ったのだろう。
さて、今日は昨日とよく似たコンディションで、午後から雲が発達する予報だ。タスクは少し小さくして、 スピーディーなレースとなった。サーマル条件がいいのでガンガンスピードをだせる。こんな時に最も強い のが「ハンスボーリンガー」。低くてもひたすら突っ走ってトップゴール。3位に、昨日、只野の目の前でクラ ッシュした不死身の男ディアンが入った。彼らは、迷いなく飛んでいるように見えた。チームのメンバーは、 辻選手が14分遅れで21位、扇澤選手が18分遅れで25位、只野はファイナルで失敗。200m手前にランディングした。
つ づ く


[ホームへ] [インデックスへ]