PWCフランス後編 (02/07/22〜)


もうすぐスタート時間の緊迫した雰囲気に輪をかけて、雲がサーマルポイントの下方から湧き上がってくる。そこに100機ちかくのパラグライダーが終結していたら、、、
写真を見ると温泉のように湯気が山から湧き上がっているのがわかる。湯気の上には積雲が形成される。ワールドカップのルールで雲中飛行をすると減点や参加資格が取り消されるなど厳しい処罰が下される為、ガスの中には入らないようにする。

で、どうやって上昇するのか?このガスの縁に風があたって、リッヂの上昇風のように吹き上がる。もしくは、ガスが形成される前のサーマルにのって上昇すると、下からガスが湧いてくるものの雲中飛行にはならないのでOK!

 

 


 

 

8月17日 Task4 タスク距離 85.4km
今日は、大会最終日。期間中で一番距離が長いタスクとなった。コンディションはまずまずで、風も悪くない。ただ、TP2へのアプローチが問題になった。途中で8対2ぐらいで進路が別れて人数の低い方にベロー率いる地元のパイロットとアエロタクトのチームメイトが含まれた。そして、レマン湖が近くなってきた頃にコンディションは渋くなり動きがゆっくりになったが止まることなく走ったのだが、人数の多い方のコースは高くクリアして大きな差を生んだ。只野は、これまで良いポジションでやってきたが、このタスクで大きく失敗して上位争いから消えてしまった。レースの後半戦は、モリジンの谷に入ってからの展開は渋くてサクサク行かない。そんな中、堅実かつ大胆な飛びで一人ずばぬけた飛びをした男がいた。オーストリアのマーチンブラウンがダントツでゴールを決めた。ゴール者は、47名。



ワールドカップ フランス戦 総合結果

1位 アレックス・フォッハ    3374点
2位 オリビエ・ラッセル     3372点
3位 マリオン・スコッティー   3316点

22位 只野 正一郎       
43位 辻 強           
63位 扇澤 郁


 フランスの大会を終えて、アエロタクトチームは確実に上達していると実感した。まさしく世界に通じるパイロット達であり、地球レベルで闘い、一番高いポジションを狙えるパイロット達なのだ。  上の写真に写っているのはチーム全員の集合写真


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