PWCフランス前編 (02/08/11〜)



8月11日から一週間の日程でモリジンの向かいにある山「モンシェリー」でワールドカップが開催された。気候は6月のフランス選手権と比べて最悪。気温が低く、10度以下になる日もあった。8月になんでこんなに寒いのだー!6月は気温が35度超える日もあったのに!!と、愚痴を言っても仕方がないのだけど。

←テイクオフからみたモンブラン



上空からテイクオフを見た図
テイクオフの北側にある山。いつもここを使って高度を稼ぐ
その山でトップアウトしたときの図。レマン湖が見えるはず

8月14日 Task-1 タスク距離 78.2km


6月のフランス選手権の時と比べればなんてコンディションが悪いのだろう。連日、気温は低く、時雨のような雨が降る。今日はやっとフライアブルなコンディションになったのだが、渋かった。結果は、ミニマムディスタンス(36km)を超えたのが15名でギリギリ成立した。トップは、ドイツのトースティンで56.1km飛んだ。チームは、扇澤選手が31.6km飛んで19位、只野は30.4kmで24位、辻選手は29.7kmで30位。


タスク2

8月15日 Task-2 タスク距離 41.8km スピードラン


前日のタスクを振り返って、渋くても確実な線でレースが出来るように、と短い距離でスタート時間は自分で決めれるタスクになった。写真を見てもらうとわかると思うが、雲がモクモク沸いている。時折、飛行進路を妨げる事もあったが、サーマルの位置がわかりやすかった。レース展開は、みんなスタートライン手前で牽制しながら待って、第一集団がスタートすると10分おきに次の集団が飛び出した。只野は、辻選手の後を追うように第3集団でスタート。その後、第一第二集団をまくりにまくってトップゴール。
結果は、只野が1時間27分でフィニッシュしワールドカップでは日本人初トップゴールとなった。3位に、扇澤選手。チームアエロタクトは文句なしのチーム1位。これまで不振だっただけに善戦したよ。



8月16日 Task3 タスク距離:72.9km


今日のタスクは、コンディションも良くて久しぶりにスカッとしました。この距離に対して、ゴール者は76名。ちなみに、参加選手は113名。レースの明暗を分けたのは、TP3だった。それまではみんなコンスタントに飛んでいたが、TP3上空に出来た雲(ガス)が行き先を防いでしまい、それを迂回するべく右と左に分かれた。右ルートは、速かったがテイクオフの山での上げなおしでスタックした。10分以上はロスしただろう。降りた選手もいた。これで決まったしまったのだ。結果は、ハンスボーリンガーが勝った。只野は、2分遅れで6位につけた。

 

 

 

 

 


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