プレ世界選手権編 (02/07/30〜)



 モンテネグロにくるのは何年ぶりだろうか?前回も感じたが、ここは風が強い。半端な強さじゃない。それでも飛べば何とかなるのはなんでだろう?不思議なエリアだと思う。テイクオフの高低差は500mぐらい。サーマルトップは、3000mを超える日もあるとか。タスクのコースを周るのに、はっきりした山並みがないのでフライトコースが難しい。

 



 一つ興味深い点は、ブルースカイの
 強い逆転層を突き破って積雲が発生
 している。行けば上昇できるかもよ?

 自然発火かタバコの投げ捨てによる山火事
 空気が乾燥しているうえに風が強い為に
 2年前に来た時もそうだったが大規模な
 森林火災を巻き起こしている。

 


TASK-1
フラットランドで逆転層付きは最悪な取り合わせだ。そんなコンディションでレースは始まった。参加選手の中にはワールドカップで活躍しているパイロットが何人かいる。大半の参加選手は地元か隣の国スペインの選手だった。この日のレースは空は快晴だがコンディションは激渋で組んだタスクの3分の2ほどでトップ集団は降りてしまった。結果は、只野が終始良いポジションで動いて1位(26km)3位にフランク(ブラジル)、10位に扇澤選手、39位に辻選手。参加選手は、78名
TASK-2
コンディションは、TASK1に比べるとむちゃくちゃ良い。レースは、地元ポルトガルのエース「アメリコ」が終始レースを引っ張っていた。ゴールへのファイナルグライドは27km手前からで計算では答えがでない距離だ。沈下の少ないラインを読んでいかなければならない。先行しているのは、アメリコ。それを追うようにフランクがいた。只野はラインを見ずに突っ走った結果、遅れることになった。結果は、フランクが1:21でゴール。1分遅れて只野。辻選手は4分半遅れて7位、扇澤選手15位



TASK-3 


大会最終日。今日は、TASK2の時に近いコンディションとなったが、TP2付近が非常に風が強いのとサーマルポイントがほとんどなかった。ここまでは、フランクと只野とウォンさんが首位争いをしていたが、3人とも見切り発車で撃沈。ゴールまで行く事が出来なかった。コンディションをじっくり観察していた扇澤選手は、高い高度で先に降りた選手の頭上を飛び越えて楽勝のトップゴールを決め、総合得点も優勝のポジションを決めた。

 


日本チーム国別優勝!

総合成績
1位 扇郁 郁
2位 ジョシュ・コーン(USA)
3位 ウォン・ブック(Kr)
4位 只野 正一郎
5位 フランク・ブラウン(Br)
6位 辻 強


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