PWC 第一戦 メキシコ編 その6 (02/01/12-)


2002年 Paragliding World Cup 第一戦 メキシコ編 その6

1月12日

今日は朝から雨である。
街は連日のエキサイティングなお祭りの片付けをしながら、ひっそりと、次のお祭りの準備をしている。それにしてもいつまで続くのだろうか?

朝食は、数日前から屋台のタコスを食べている。数件並んだ屋台には、タコス以外にも牛タンスープみたいなものがあってこれまた、朝からビシッと腹にくる。重たい食事なのだけど、昼を過ぎてもおなかがすかないから丁度良い。

朝食後、ホテルに帰ると宿のオーナーから支払い請求がきた。通常、どの国へ行ってもチェックアウト時に払うシステムなのになんでかなぁ?ともかく、13泊14日で1人2006ぺソ、日本円に換算すると、36000円ぐらいを今日か明日中に収めなければならないという。財布の中には、500ペソしかないので銀行で両替しようと行ってみたら、土曜日で休み。

「あーら、ら、ら、、、どーしましょーかねー?」

 

やむを得ず、メキシコ第二の都市「グアダラハラ」へ行く事にした。そこは、世界文化遺産などがあって、いってみれば観光地なのだ。となると、銀行ではない観光客相手に両替屋があるはず。

車で走る事2時間30分。街の中心部のパーキングに車を停めて、観光地などに来る悪い人を警戒しつつ街中を散策した。ガイドブックによると、なんでも有名な建物が近くにあるらしい、が、ゆっくり見物する時間はなく、18:00から始まるPWCのミーティングに間に合うように帰らなければならない。そのミーティングで、ルールブックの変更事項とかが説明されるのでとても重要なのである。

 

遅い昼飯を食べて、「いやー都会のタコスは一味違うね」、なんて言いながら両替屋を探す事30分。ショットガンを持ったガードマンのいる両替屋を発見した。全員分で13万円をペソに買えた。3cmほどの札束であった。俺達3人に少し緊張が走った。パーキングまでは、前にオギ、真中に大金を抱えた辻さん、後ろはオレで、警戒しつつ車へ戻る事が出来た。車に乗ってからも油断は禁物なので慎重にかつスピーディーに街を脱出した。

何事もなく、無事にホテルまでたどり着き、ミーティングにも間に合って、よかった、よかった。

明日から、試合が始まるので今日は9時に寝た。


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