ゲストテーチャーは空から登場 (04/03/12)


 青垣町は人口6000人程の小さい町ですが小学校は通学が大変なので4つもあります。

 先月は神楽(しぐら)小学校4年生に冒険やパラグライダー話を頼まれ、それでは 飛んで行きましょうと正一郎と吉川さんにフライトしてもらい狭い校庭に無事 Landingした。

 今度は、わが息子の翔大(小4)隆大(小2)が通う佐治小学校5年の担任からの依頼。☆さじっ子総合学習☆でゲストティーチャーで冒険談とパラグライダーの話をして欲しいとの事。担任の高見先生は38才、俺がヒマラヤ飛行した年と同じで感じるとこ ろがあったみたいです。

 それなら校長自らフライト、ゲストティーチャーは空から登場!っ てのはどう? と提案。さらにコンピューターを大学で教えている、てゆうか佐野さんが春休みでいるので 正一郎がワールドカップで撮影したCDRとGPSをパソコンから見せるアイデアを出 したところ それは素晴らしい!の一言で決定。イベントは3/12金曜日の午前中一杯となった。

 3/11イベント前日は強烈な春の嵐が日本列島を通過し東京では瞬間最大30m/sの突風 が吹き荒れた。ここ岩屋も例外ではなく強風が吹きましたが午後からしだいに穏やかに なり夕方には風も収まった。決められた日時にパラグライダーがフライトするの は難しい 事で昨年のPWCギリシャは10日間風が悪くキャンセルになったくらい世界でも 厳しい。

  果たして調子良い風が吹くのか心配で当日は早朝から山頂の吹流しを見た。北西風 が3m/sとベストも風に思わずラッキー!9時、スクールを出て山頂に向かう途 中、校庭 の下見に立ち寄りアプローチをインスペクション、電柱や建物、立ち木その他障 害物を チェックした。

 10時Take off北西風でソァーリングしたらすぐにTop outして 佐治小学校 の校庭までの高度を十分獲得した。正一郎も続く、二人ともFreestyleの翼Gangster を使用。校庭上空で400m以上の高度があったのでスパイラル降下をする。 校舎のベランダからは全校児童が歓声を上げてる。我が息子も見てるはずなので ☆これが親父の晴れ姿☆の気分は最高でした。

 Landingが近づくと校庭に待ち構えて いた5年生が駆け寄って来た。校庭ど真ん中に着陸。続いて正一郎がアクロバット で宙返りを披露、これも大歓声が上がった。校庭では教頭先生、担任の先生、 ジャンケンピョンで勝った3人の児童をパラ体験させた。全員させたかったが人数が 多いので8月夏祭りに無料体験教室があるのでそれに来てよと納得してもらう。

 

 ヒマラヤ飛行の際、子供向けの本に記載されたカラーコピーを読んで30もの質問 が用意されていた。 どんな訓練をしましたか?酸素が不足したらどうしましたか?死にそうになった 事は? 一番の思い出の山は何処ですか?今まで一番苦労した事はなんですか?など30も。正一郎さんとどちらがパラグライダーが巧いですか? 一瞬二人の目が合って硬直したが、パラグライダーを飛ばしたら正一郎が巧いし、 親父ギャグを飛ばしたら校長が上手いですの答えは爆笑でした。

 30の質問を全て答えてから会場を図書館に写し、すでに佐野さんが用意してくれて るパソコンと大型スクリーンの前に子供達が座る。今度の映像はえいぞ〜と一発 親父ギャグで又もや笑いを取る。 メキシコ、フランス、トルコ、動画もあって子供らの目は☆☆☆と輝く。圧巻はフランスでフライト中に雲の上に移った翼の影に虹色の輪が出来るシーン。大歓声だった。

GPS SeeYou映像には前回、JPA朝霧大会優勝の記録。エアースタートしてから ゴールまでグライダーが競争するのが小学生でも一目瞭然♪21世紀ならでは学習。 大いに盛り上がってきたら記念にサインを下さい!1984年ヒマラヤ飛行の記事が 記載された学研の世界の冒険探検にサインした同じサインをしたら大喜びでした。

 

 サインしている間に99年5月5日放送の笑ってこらえて!でもすげ〜ただの親父 ではないぞうって表情。慣れないサインに疲れた頃、男の子が何かギャグも一つ 書いて下さいと言ってきた。こんなの初めてやで。親父ギャグを飛ばすのは上手い と認めてくれた事になる。

 コンピューターまで駆使した今回のイベントで思った、 スカイスポーツはインテリジェントスポーツ(知的スポーツ)。 家に帰ってたら二人の息子が言った。パパかっこ良かったよの一言に幸せ一杯♪


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