みちのく一人旅♪  (01/03/21-)


 春分の日の翌朝、JR柏原駅から、yukaに見送られて宇都宮経由仙台に向けて出発 した。

 久々の一人旅でワクワクしている。早春の丹波、のどかな田園風景を見ているうち新大阪へ。新幹線に乗りかえる間、駅構内の本屋さんをウロウロ。ふと、目にとまった「石原家の人々」言わずと知れた今を時めく石原慎太郎さんの次男、良純さんの書いたもの。1970年、今から30年前(大阪万博の時)三浦雄一郎さんのサポートで行っ た、エベレストスキー探険隊の総隊長が石原慎太郎さんで、石原プロが映画を製作した。

 新幹線に乗って読み始めると、登場してくる方々に懐かしい人もあり、文章の書き方も若くおもしろくて東京に着くまでに、ほとんど読み切った。良純さんとは’86年サッポロ三浦雄一郎さんインビテーションで、一緒に酒(ウイスキー)を飲み、スキーを滑った思いでもあり、たしか穴戸開さんもいたはず。

 東京駅から生まれて初めて乗る東北新幹線の乗換えで、宇都宮に向かう。読み残しの「石原家の人々」を一気に読み終えた頃にあっとゆう間に宇都宮に到着。便利な世の中になったもの。

 改札口を出てびっくり!熱烈大歓迎、只野直孝と書いた大きなポスターを持った谷田校長とアヤちゃんが笑顔で立っているではないか。55年の生涯の中でも初めてのハプニングに大感激した俺は、すかさずすぐそばの売店で使い捨てカメラを買って、そこのオバさんに撮影してもらう。改札口から出てくる乗客の方々が、誰が有名人?とポスターを覗き込み、それから私の顔を見て、首をかしげ足早に立ち去る。3人で、大笑いであった。残念ながら写真はピンぼけであった。

 宇都宮スカイパークのスクールに立ち寄り、全日本チャンプの水沼典子さんにスクールシステムを説明してもらう。レーサーなのに、仕事も立派にこなす。「オヌシやるなー!」って感じ。続いて温泉に行き、若いSTAFFと語り、食事をごちそうになり、新婚間もない谷田校長のマンションに泊めていただいた。

 朝、17Fのマンションからスクールエリアが一望できるロケーションに、恐れ入りましたの一言。スクールに賭ける谷田校長の執念を見た。奥様は2歳の時から日本舞踊をしている方で、着物がとても似合う。まるで、着物を着て生まれてきたようでチャーミング。それもそのはず、お母さんは、ワハハ本舗の有名タレントさんもお弟子さん。日本舞踊が上達すると、着物を着ての動きも自然になるそうで、なるほど!と感心させられた。

 朝食をごちそうになり、歩いて1分の宇都宮駅から、東北新幹線こまちに乗る。秋田まで行くのかな。コマネチ!って感じで走る。「次の仙台まで1時間」とアナウンス。また、思った。なんて、便利な世の中になったもんだ。早いのなんのってまるで空を飛んでいるみたい。あまりにも早く仙台に着いたので、姉の家でゆっくりしてから、昼過ぎ、みやぎ夢大使知事と懇談会に出席した。

 平成8年に浅野史郎知事から委嘱され今年で6年目となる。1年ぶりにお会いする知事は、ますます元気そうだ。 私は、自衛隊体育学校長をしていた、三宅義信さんの隣にいつも座らせていただき、この6年間2人は皆勤賞ものなのです。スポーツ界はシアトルマリナーズの佐々木投手もいるが、この時期に出て来れるわけがない。

 今年は、いつも来ている菅原文太さんや、穴戸錠さんらの顔が見えないのが寂し い。やはり、このイベントで2人のインパクトは強烈なのだ。宮城出身で各界ご活躍30余名が1人2分間スピーチをする。私は「2002年ワールドカップサッカー開催までに、県民が一人でも多く外国人と英語に親しめる学習会をやって欲しい」と話した。

 たわいもない事をたずねられても、外国人と英語になれていないとしゃべれないもんです。うちのスクール生の女の子でも、昨年デンマークから来たルイーズさんとうち解けるのに2日かかった。温泉に一緒に入ってから、不思議とペラペラ話せるようになった。それが本当のボディーランゲージ?が!しかしである、3サイズを聞くが今だ教えてくれず、答えはいつでもナイスバディーと言うだけ。

 夜、パーティーでは、ボニージャクス♪の西脇さんとお話をした。1975年頃、春の立山室堂からTVの朝のワイドショーを生中継全国放送。当時まだ日本でただ1人だけだったカイトスキーで、私が上空を飛びホテル立山の屋上で、ボニージャックさんが歌を唄う。ホテルの横にぴたりと着陸する企画。当日天気と風が良く大成功。こんなリスクの高い企画、誰が考えたのかと、当時を振り返り、大笑いしました。

 翌朝、2001年国体、2002年ワールドサッカーの会場となる、宮城総合運動場へとバス移動。夢とお金をかけた各会場は、世界レベルにある。福祉の浅野知事なので、至るところがバリアフリーとなっている。天然芝のサッカー場で興味のある話を係の方から聞いた。世界のトッププレイヤーが試合をすると芝はほとんどいたまず、レベルが下がるほど芝が荒れるそうです。

 室内50Mプールは1.2m〜3mの水深を変えられる物。「子供が、もし脱フンすると、全部水を替えるのですごいお金がかかる」の説明に思わず志村ケンのダッフンダーを思い浮かべる、青垣町に帰ってから、Green Bellのスイミングコーチにその話をしたら納得。つまり、3mの水がいつも入っていて、ふだん1.2mに底上げをしているので、全部替えないといけないそうです。それにしても、近いうち、ここの50mプールは絶対に泳いでやるぞ。

 スタジアムの室内練習場100mトラックには、暖房装置。世界のトップアスリーターを想定した構えとなっている。見学者の中から「なみはや国体では、スカイダイバーがスタジアムに降下したが、乱気流が怖かったらしい」と話し声もあった。うーむ。ジャンプパラグライダーでヘリコプターから降下すると、なんて想像すると見る眼がまるで変わる。

 上空からパラグライダーで飛行した事を空想していたら、急に、スクールの事が心配になり、ケイタイすると、すばらしい風で、皆が楽しんでいると正一郎。俺も急に飛びたくなった。明日は週末、夕方の飛行機で帰ろう。仙台〜伊丹は、たったの1時間15分。又しても、世の中便利モード。

 みちのく一人旅も終わり、飛行中はずっと眠った。空港には、あ!らっきーさんが出迎えてくれて、3日間の旅は終わった。

 旅はいいねー♪又行こう。


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