スペインのグラナダはこんなとこ (00/06/17)


 正一郎が戦っている、グラナダの雰囲気を伝えるため、アエロタクトさんのご好意により、川地さんのレポートと正一郎と豪君が撮影した写真を公開します。

6月16日(金)

 今日(6/16)も、練習フライトをしました。

 コンディションは、前日と同様に快晴で、さらに雲ひとつありません。そして、風は強く、各国選手は飛ぶのを見合わせるコンディションでした。

 14時ごろに数名のパイロットがフライトをしましたが、とても発表された練習タスクをこなせるようなコンディションではなく、16時ごろにタスクはキャンセルされました。その後、各自大会に備えての準備をするため、ホテルに戻りました。

 19時ごろ風が落ちたので、上のテイクオフ(2500m)に全員上がりました。一足早く来た、スイスチームが既に飛んでおり、シェラネバダ山脈をトップアウトして西方向に飛んでいきました。

 私と加藤豪も負けじとトップアウトをし、獲得高度を3600mとして、後を追おうとしましたが日没が迫り、追う事を断念したところへ、スイスチームも引返してきました。

 結局、この日は、21時頃までフライトが出来ました。サンセットフライトはとてもキレイでした。

 グラナダは、本当にすごいところです。

6月17日(土)

 今日も、練習フライトをしました。コンディションは、前日と同様に快晴で、雲ひとつありません。

 ただし、朝方こそ山から吹き降ろしていましたが、11時ごろにはアゲンストに変わり、風はそれほど強くなく、14:00に行われるレジストレーションを済ませた各国選手は、我先にとD1テイクオフ(D1:2800m,D2:2100m,D3:1280m、今後は3つのテイクオフを以上のように表記します)に上がり、次々とテイクオフしていきました。

 予想通り、コンディションは最高でした。獲得高度はなんと約5000m! 気温は0℃!!

 いたる所で+5以上の強烈なサーマルが発生し、ランディングすることは、考えても出来ない状態になりました。シェラネバダ山脈(3500m)を、遥か下に見下ろしたロケーションは素晴らしいの一言に尽きますが、あまりの高さに初めて恐怖を感じました。

 4000m以上空域の中で、ストロングなサーマルと1時間以上も格闘していると、さすがに息切れがし始め、寒さに手がかじかみ、無線で近況報告をするにも息が続かず、目眩もし始めたのでランディングしました。約4時間のフライトでした。

 今日も夕暮れ間近まで、多くのパイロットがフライトをしています。さあ、いよいよ明日から本番です。

 今日は、早く寝て明日に備えます。きっと、熾烈を極めた戦いになるでしょう!!

 皆さん、応援よろしくお願いいたします。

 P.S. 正一郎や豪が撮影した写真を添付します。

夕方19:00にもかかわらず強い日差し
D1からの田中のテイクオフ。楽勝、楽勝!!
景色
4000m以上は気持ちいいけど、寒くてたまらない とにかく大きいシェラネバダ山脈。夕日に向かってファイナルグライ ド。

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