世界からTAKへ!? (98/10/07)


 早起きはもちろん朝起きるのが苦手な正一郎が、5時に起きて扇澤さんと関空へ。春のジミーに続き、今回はハンス・ボーリンガーがスイスからやってくる。岩屋にベースを作って以来、こんな日をずっと夢見ていた。今回 のハンスの来校はアエロタクトの半谷社長の計らいで実現した素晴らしい贈り物だ。

 夕べはフルムーンがとても綺麗で、思わず翔大・隆大の手を引いて夜道を歩いた。

 今朝、どっピリカーンと上天気。オレは絶校長。ハンスの飛びを一目見ようと、続々とスクール生が集まってくる。とりあえず集まってきた連中をスクールカーに乗せて、テイクオフに上がる。程よいESE の風。昨日は天気と風も良く、定休日だったので心置きなくフライトを楽しんだ。(GIN GLIDERから今度リリースされる"BONANZA" TECHNICAL DATAへ


BONANZA1 BONANZA2 BONANZA3 BONANZA4

 今朝は、正一郎に貸していたBOOMERANG(Ginホームページ)に乗る。ご機嫌なソアーリング。いいGLIDERだ。いつまでも飛んでいたいが、ビギナーの誘導があるのでランディングへ。ランディングすると読売新聞の田中さんも来ていた。

『今日はボクの取材ですか?』 『ハンスさんです!!』

ハーネス調整 記念撮影

 PARAの事を何かと書いていただき、丹波名物の一つにPARAがなりつつある。嬉しい事だ。全員ランディングした頃、長身のスイス人ハンスがやってきた。ヨーロッパは天気が悪くてあまり飛べてないとのこと。いい天気の岩屋の空の下、息も弾んで嬉々としている。早速、一足先に届いているオーダーメイドのコンペハーネスの調整に入る。そんなハンスを待ち構えていた皆と山に上がる。南のテイクオフ。イエローの鮮やかなBOOMERANGが広がる。ハンスがテイクオフ。速いものは美しいというが、ハンスのフライトフォームはアートに近い。続いて正一郎や扇澤さんがBOOMERANGで次々にテイクオフ。PWCレーサーの飛びはみんな綺麗だ。


岩屋山を飛ぶ1岩屋山を飛ぶ2
ハンスさん(右側)と扇澤さん(左側) 左から扇澤さん、ハンスさん、正一郎

昼過ぎると、あいにくサーマルが弱くなり、キーンと上昇する飛びが見られなかったが、ハンスはこんなロケーションの山が好きだと夕方まで3回も飛んでくれた。オレはこんな日でも、グリーンパークで講習生のレッスンがあり、すぐ講習場へ戻る。講習場もいい風だった。


 夕方OFFICESに戻るといつもの癖でスコープを見る。いいN風。今日初めてパラをしたいくみちゃん(阪大生1回生)のタンデムのために飛びに上がる。ナイステイクオフをして大空へ。いくみちゃんは飛びながら夕日を見て大はしゃぎをしている。ランディング上空に来ると、雑草をTAKと大きく刈り込んだTAK農園の姿が見える。そこではみんなが今夜のハンスWELLCOME PARTYで食べる丹波の黒豆を収穫している。

 肉を食べないハンスさんに、ユカは心尽くしのディナーを作ってくれた。ハンスさんには手巻き寿司とスパゲティー。そして、おいしい青垣の水。家のテーブルには世界からいろんな国のPILOTが座ってくれた。その度に一度も海外旅行に連れて行っていないユカがせっせと食事を作ってくれる。頭が下がる。

Party1 Party2

 次は皆お待ち兼ねの事務所でのWELLCOM PARTY。さすがハンスさんも旅の疲れが出て次第にお眠りモードに入り、早々とホテルへGO TO BED。明朝の読売新聞丹波版が楽しみである。




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