Happy Happy Party!! (98/09/26)


 春の講習場の空をフワリフワリ飛んでいたパピヨンも、いつの間にかタンデム飛行。夏、岩屋山のドラゴンフライもいつの間にか、これ又、タンデム飛行。TAKでも、いつの間にか若いカップルが出来上がり今年は何と8組も。

 どのカップルも結婚式は土日。レッスンの鬼ごっことなってしまっているオレとしては、行ってやりたくても行けない事情があって、思いついたのが今回のHAPPY HAPPY PARTY。イベント2週間前から準備と打ち合わせ。PWCから帰ってきた正一郎も加わり、ロックバンド `ダイオキシン`の曲合せも入って大にぎわい。マスコミも取り上げてくれて、地元丹波版(丹波名物といえば、松茸、黒豆、栗、それに最近はパラ!)読売新聞、神戸新聞に写真入りで大々的に紹介されちょっとした話題。さらに、当日は国内ポイントTOPの扇澤郁さんとPWCランキング39位日本人TOPの松原正幸(マッツン)もやって来るということなので、PARTYは始まる前からエキサイト。

 あいにく当日は天気予報では雨。

となるとPARTY参加人数も大幅に減ってしまう。飛べない日に駆けつけてくれる連中がきっといると気を取り直し、小雨が降ったりやんだりする中、オレは講習場へと向かう。不安定な風の中、何とかスクール生全員無事飛ばして夕方OFFICESに戻る。いつもの習慣で、テイクオフのウインドソックスをスコープで見るとすごくいい西風。

『マッツン!飛びに上がるぞー!』とオレとマッツンの分のブーメランを(なぜかオレはブーメランのSとMを、持ってしまっている)車にぶち込んで山に上がる。テイクオフの風は、強さも方向もばっちりの西風だ。山頂の稜線から沸き上がるかのようにガスが滑らかな曲線を描いて山陰にたなびいている。山全体が風洞実験室の中にいるみたいだ。すでにマッツンはテイクオフ。オレも出て、もう一機のブーメラン吉川さんと3機のソアーリング。天気が悪かったので他はいない。夕方のとてもマイルドな風の中で、ブーメラン3機が飛び交う。

谷底からガスが沸き上がってきては稜線の影に消えていく。

『キャッホーイ!』とマッツンが雄叫びをあげて飛んでいる。うっとりと時を忘れて飛んでいる。が!その時『オヤジ!いつまで飛んでるんや!』と、正一郎の無線。ハッ!と現実に呼び戻される。オットいけない今日はHAPPY HAPPY PARTYやった。

『マッツン降りるぞ!』とランディングへ。

会場の青垣町民センターへ行くと、雨で飛べない日にもかかわらず、50名以上のTAK SPORTS CLUBの方々が来てくれていて大にぎわい。

まずは成功とほっとする。

やっと幕が開く。仮装した7組のカップル。中でも目立つジャイアン (河野)の白鳥の湖のバレリーナもどき。歩くたび股の間の白鳥の頭があちらこちらと首を振る。ロックバンド、ダイオキシンは(ドラム渡辺典子、キーボード服部敦子、足立誠子、リードギター服部純生、サイドギター正一郎、ベースギターはスペシャルゲストの扇澤さん)熱演。

各カップルが一曲ずつSING A SONG。一通りすんで、ダイオキシンもかなりお疲れなころ本来のダイオキシンのボーカルのマッツンが飛び入り。その様子をじっと舞台の袖で見ていた翔大(5歳)隆大(3歳)は、これはボクらでもいける!と思ったのか、ステージ沿いによじ登り、隆大はドラムに翔大はキーボードに張り付く。

舞台を子供が走り回ったら興業は失敗と聞いたことがあるが、今日はめでたいPARTY 。

そんなことはお構いなしで隆大は、保育園でならしたタイコの技でガンガンドラムをひっぱたく。ベースギターの扇澤さんは、そんな隆大をうまく曲に乗せてくれる。多いに歌って笑って騒いだ3時間。

最後にカップル全員から教員の長野さんとオレに記念品をプレゼントされる。オレがプレゼントを受け取るとき、マグロこと井上周三が、オレのズボンを下げようとしたので『なにすんのやマグロ』と受け取ったばかりのプレゼントの小箱で、思い切りどついた。その時カップル全員の顔が青ざめた。家に帰って小箱を開けてみると、最新のGショックの腕時計だった。ちゃんと動いていたのでほっとした。

今年も残すところ後3ヶ月。後2組で10組。(記録を作ってどうするの!)



パーティー1 パーティー2 パーティー3 パーティー4 パーティー5 パーティー6 パーティー7 パーティー8
[ホームへ] [思いつきへ]