取っ手付けた様な話し (98/09/06)


 パラグライダースクールの必需品とも言えるアイテムの1つにハンドマイクがある。右も左もわからないビギナーの方々を誘導するのに、どこのスクールでも1つや2つはある物。FM無線機を買いそろえてスマートにやってもみたが、突然、電池が切れ、『聞こえません!』状態になると結局、これがとっさの時に対応が早い。欠点は、ついついエキサイトすると、どなってしまったり、歌を唱いたくなったり、カラス、トンビ、ウグイス、セミ、犬などが鳴いていると、ついいっしょに鳴いてしまうことだ。

 常に紫外線にさらされているせいか、一年もたたないうちにガタガタになる。塩ビで出来ているせいか、虫歯の様にポロリ、ポロリと欠けてきて、やがてヒビが入り、パリッとせんべいの様に割れる。

 OFFICE前で風待ちをしているときに、ボロボロになったハンドマイクはどうもカッコが悪く、修理してみようと、あたりをキョロキョロ。小さなポリバケツが見にとまる。大きさはちょうどいい。なにかと器用な潜水士の小林さんとハサミでポリバケツをチョン切り、ハンドマイクに取り付けてみる。取っ手が付いているので、持ち運びに便利。小林さんがCGで作ったTAKのステッカーも貼る。

 そんな、ある日の平日、偶然、そのメーカーの方が(スクール生、浜ちゃんとメーリングリストしている)HomePageを見て、1日体験にやって来た。自慢げに見せると『なかなかのグッドアイデアです。』と、おほめの言葉。

 おなじみのキャップ型の講習用ヘルメットも塩ビで出来ているので、紫外線劣化で2〜3年でパリッと割れる。フライト中、ずっとかぶっているヘルメットも紫外線劣化ダメージを受けているのではと予想する。2〜3年ぐらいで、新しいヘルメットに買い替えることが賢明であると、取っ手付けた様な話を付け加えました。


ハンドマイク1 ハンドマイク2
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