兵庫・岩屋エリア

*岩屋リポーター・TAK

☆一週間のご無沙汰フライト☆

(写真=1週間ぶりの岩屋です)

 11/29(木)午後から天気が悪くなり週末の天気予報は最悪となった。せめて午前中に飛び溜めをしておこうと冬眠前のクマの様にどん欲にフライト。この日トライアスロンをやっている若い方が本格的にパラグライダーをやってみたいと入校して来た。連休には福知山マラソンに出て三時間九分で走ってる。お腹の調子を悪くして二度もトイレに入ってのタイムだから三時間を切れる力を持ってる頼もしい方がやって来た。

 天気が悪くなる前にタンデムして上げましょうと午前中に二回フライトしたら雨が来た。この時はまだ1週間
ず〜と雨が降るとは思ってもなかった。

 金曜日も雨、タノシミの週末も無情の雨。そして日曜日も雨となってシマッタ!雨のパラグライダースクールは寺子屋の様に座学をする事が多い。正一郎は実技検定の内容を熱心に講義をしていた隣の部屋ではTAKの一風変わった座学をした。

(写真=正一郎の寺子屋?)

 練習生六名、すでに山を飛んだ方三名とこれからの方三名とテーブルを囲んだ。いつもは一方的に話すのを止めて皆さんに出来るだけ喋ってもらったらとても面白かった。

 ☆パラグライダーを始めた動機☆を話してもらった。建設会社で建築のお仕事をしている伊勢村さんは恩師の父の一言『空はロマンだよ』でず〜と空を飛ぶ事に憧れていたと言う、それはどなたですか?木村秀政先生ですと驚きでした。

 初フライトしたばかりの古田さんはスイスで公園を散歩してたらパラグライダーがスパイラルして目の前に降りたのを見て、やってみたいと心から思ったそうです。『古田君、後2年経ったら同じ場所にスパイラルで降りるのは夢じゃないよ』に信じられない顔でオレを見た。

 次に☆パラグライダーの夢☆をそれぞれに話してもらった。登山が趣味の梅沢さんはいろんな山を登って山頂から飛んでみたいと話した後で隣の山下さんは『僕は普通の飛びをするのが夢です』この一言はインパクトがありました。夢と言えばでっかい事が相場?興味が湧いてきて話しを続けてもらった。『飛びたくとも飛べない人の方が多いのにこうして少しでも飛べるだけで私は幸せです』と山下さん。

 ふとハンググライダーで岩屋に来た大門さんの事を思い出した。記念にサインを大門さんに頼んだら☆飛ぶ喜びと飛べる幸せ☆と書いた。??Whatどうゆういみ〜と尋ねたら、飛びたくても飛べない時ももあるから飛べる今に感謝するんですよと言った様な記憶。(少しボケテルかも)

 以前、家に良く遊びに来る近所の小学二年生の双子の兄弟に『大人になったらなにになりたい』と聞いたら『普通の大人!』、この子らの家にはひい爺さんを頭に3世代の大家族が仲良く暮らしてる。思わず普通の大人って凄い!と感激した記憶が蘇った。

 この日、電車とバスを乗り継いでやって来たエリちゃんは女子大二回生。両親に付き添われて最初スクールに入って来たお嬢さん。どこまで続けられるかいつも心配で見ている女の子。『私の夢は世界中パラグライダーを担いで飛び回り上空から写真を撮りたい!』思いもかけない言葉に仰天した。もう一人の女の子はパラしてまだ二日目なのに『長距離飛行をしたい』と。

 六名の練習生に二時間ぐらい好きなことを喋ってもらったら皆さんも凄く楽しかったそうです。

 普段、レッスンで一方的になる会話もこうして雨で飛べない時に話してもらう事はとても良いことです。週末二日も雨で岩屋レポートはネタは切れ、ねたきれ老人?になりかけた12/3水曜日、一週間のご無沙汰ですと言わんばかりの天気と風がやって来た。

 恩師の父の一言『空はロマンだよ』でず〜と空に憧れていた伊勢村さんが休みをとって飛びに来た。タンデムで北西テイクオフをトップアウト。どうです!この満面の笑顔。空はロマンだ♪心から思ったでしょう。

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