兵庫・岩屋エリア

*岩屋リポーター・TAK

☆秋晴れ6日続けて飛べた☆

 10月7日〜12日まで連続フライトの岩屋でしたが13日体育の日は大雨となってしまいました。7,8,9日の秋晴れは日本晴れで特に7日の13夜は冴え渡る秋空に満月に近い月がとても綺麗で思わずすすきを花瓶にさして月を見ながらビールを飲んで田舎饅頭を食べました。

 特に7日、8日は素敵なサーマル日和で練習生の初級機でもトップアウトするくらいの気流でした。あまりにも天気が良かったわりには1200mぐらいがサーマルの上限でそれ以上は上昇出来ませんでしたがおだやかに
フライト、グランドサーマルをゲットしては山にもどる練習を飽きる程した二日間でした。

(写真=アクロ用のパラ=加藤豪さん)

 今月の毎週木曜日(16日は中間試験)は地元青垣にある兵庫県立氷上西高校一年生全員のパラグライダー教室。この週も絶好の秋晴れに恵まれてト レーニングジャージ姿の高校生と講習場を走り回った。天気が良いので岩屋のフライトもおろそかに出来ず講習場は正一郎とロールアウト加藤豪さんの二人に任 せて岩屋のフライトを指導していた。

 高校生の授業でパラグライダーを体験出来る高校って他にもあるのだろうか? 講習場が高校から自転車で10分の所にあるしパラスクールも2校同じ 町内にある立地条件も良すぎる恵まれた環境。この話をスクールを訪れる若い方々にすると全員が『いいなぁ〜』ととても羨ましがる。でも恵まれすぎてこの付 加価値に気づいている生徒はどのくらいかな?と思う事もある。

 なにわともあれ今年で3年目、これから伝統行事になれば10年後が楽しみだ。

 10月10日、以前はこの日が体育の日だった。この日はしだいにうす曇となり穏やかな気流だったが満月がおぼろ月夜となって連休の天気が心配になった。3連休なんとか天気と風よもってくれとオボロ満月にお願いをしたが、オボロ満月なのでなんとも頼りない感じでした。

 連休初日の11日、ここ丹波地方特有の朝霧(山の上から見ると雲海に見える)がかか るので恒例のアサレンはしなかったが朝6時からタンデムパイロットを目指している兵頭君の特訓は長野教員と始まっていて朝だけで3本も飛びすでに18本フ ライトしているが、長野教員は『そんなもんまだまだじゃ』と他人を乗せるので完璧なタンデム飛行技術を習得するまでまだまだ朝の特訓は続く模様。

(写真=タンデム記念写真)

 この日は神戸から女の子3人組がタンデムにやって来た。岩屋の山道のいたる所に☆あけび☆がぶらさがっている。ぱっくり割れた皮の中に白いゼリー 状の実が入っていて口に含むと甘いがたちまち口の中は種で一杯。その種を飛ばすのが面白い。一見、下品に見えるので神戸から来た女の子達は遠慮して飛ばな いがだんだんワイルド、てゆうか悪いどと言うか思い切り良く種をぶっ飛ばす。『親には見られたくないね』と大笑い。

 夕方は丹波の黒豆の枝豆を湯がき、アエロタクト半谷さんの故郷から送られた生鮭でチャンチャン焼き、地元の方から頂いた新米でイクラ丼。五穀豊穣秋祭りって感じの夜となった。いや〜住めば田舎は良いモンです。

(写真=めっきり寒く羽毛服)

 12日、日曜日なんとなく明日に向けて天気崩れていく予感がしたので朝一番に四国松 山からこの町に嫁いだ友達を尋ねて来た女性と急いでタンデムをした。予感は的中、午後からは山頂の風も強くなり講習場でパイロンを置いての立ち上げ練習。 シノマックの内田さんが怪我も治り元気な姿でロールアウト加藤豪さんに立ち上げ専用パラを試乗させていた。面白そうなのでトライしてみたが強風で立ち上げ して遊べるが飛んではいけないそうだ。サイズ14。

 風は益々強くなり夕方から雨。これで6日間続いたパラ日和は終わった。夜半から激しい無情の雨、連休最後の体育の日の朝は皮肉にもお客さんのキャ ンセルの電話が次々と入った。風商売、空を見上げて出るはため息だけ。激しい雨降る中、スクールに行くと運転免許取り立ての絵美ちゃんが堺からお友達を 誘ってやって来てくれた。黒豆の枝豆を湯がいてご馳走したらとても喜んでくれ温泉から帰ってからスクールで昼寝をして雨の中を堺へ。

 人の意のままにならない風商売、あきないでがんばれ!と自分に言い聞かせる。雨の日も風の日もばんばりますパラグライダースクール♪

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