兵庫・岩屋エリア

*岩屋リポーター・TAK

☆秋風吹き始めた岩屋☆

 ここ岩屋は3方向にTake offがあります。南西風が強めに吹くと飛べませんが北寄りの風になると絶好のパラ日よりとなります。夏の間、結構この南西風に悩まされましたが季節は正直で9月に入ると待望の北風が吹き始めた。

 このところ、日本パラグライダー協会の発起人になっているので東京へ手弁当で出向く事がちょこちょこ。9/4会議を終えた翌朝、ラッシュアワーの山手線に乗り羽田へ向かった。東京も大変残暑厳しく、短パンとシャツが心地よかった。大阪上空には雄大積雲がポコポコ出来てサーマルで飛行機がガタガタ揺れた。昼過ぎには青垣に戻ったがサーマルが強すぎ夕方まで待機。

 夕方、待望のアーベントテルミックは北西風となった。3年ぶりに復帰する御同輩の坂根さんをリフレッシュ
トレーニングはタンデム飛行。朝、東京の山手線に乗り飛行機に乗り夕方はそのままの格好で空を飛んでる自分が不思議だった。パッセンジャーの坂根さんも短パンTシャツ、残暑厳しい地上を離れ1000m上空は別世界の天空の城。

 3年ぶりに戻った空に『やっぱり空は良いですわ校長〜』。もうすぐ還暦?の二人が短パンで秋の風を肌で感じながら飛び続けた。モミジで有名な高源 寺の谷の上空をかなり広範囲に飛び回り1時間後に着陸。『今まで飛んだ中で最高のフライトでした。次ぎは久々にソロも飛びたい』と。飛ぶヨロコビを共有出 来るタンデムってなんて素敵な翼なんだ。

(写真=残暑残暑そうざんしょ)

 9/4この日も素晴らしい北西風が吹き高源寺側の上空にパラの花が咲いた。この谷は11月になると谷一面
が紅葉して観光客も大勢訪れ、昔ながらの紅葉と上空を飛交う色とりどりパラグライダーが目を楽しませてくれます。この日は東京からオーパカイトの高木さんがやって来てウッディーバレーのハーネスの事を教えてもらった。

 彼がサラリーマンしていた時、TAKに半年いた事があり今は業界人となりこちらが教えられた。飛んでる時には約5kgの風圧が脚部に当たるとシュ ミレーターに乗った膝を軽く押してくれる。当然上体が起きてくるからセッティングは変えないといけない。昔の生徒に今日は教えられって素晴らしい!オーパ カイト高木君にハーネスもパラも借りて飛んだら普段慣れた感覚とは違い新鮮な気分。どんどん距離を伸ばし気がつけば大名草(あなざ)の尾根の突端まで来て いてリターンした。ぶっちぎり!だれもここまでは着いて来れなかった。

 ハーネスの進化は凄い。これではターンの技術も進化するし教え方も変って当然。色々なメーカーの用具を
使ってみると本当に勉強になる。

 週末土曜日6日の午前中は南西風が吹き、南風が得意な亀岡にポルトガル世界選手権4位扇沢さんが来てるので10名ぐらいが岩屋から移動したが昼過ぎには岩屋が大好きな北西風がシャンシャンと吹き出し岩屋はパラ色の空となった。

 9/7日曜日、真夏のような暑さとなりったが風の方は岩屋絶好調の北西風でソァラブ ルコンデション。佐藤哲也が輸入するSKYWALKのカイエンに乗るメグリンはこの日の上昇気流を見事にゲットして岩屋上空を飛び回る事2時間、真っ青に 晴れ渡った空にトリコロールカラーの翼が鮮やかで思わずLandingでデジカメ。

(写真=写真=世界選手権4位の扇沢さん=後列左から3人目=来山)

 それにしても暑く、残暑残暑そうざんしょと昔懐かしトニー谷のギャグ♪トニー谷のCDをくれた扇沢さんは
午後から亀岡よりやって来て岩屋の空でSATの練習をしていた。夕方はこの地方名物、丹波の黒豆の枝豆を高藤とよ子さんが湯がいてくれて03ポルトガル世 界選手権4位扇沢さんのお祝いでビールが一ケース空になった。当然、富山には戻れずタックんちに泊まり翌朝、富山空港からジングライダーへと出張した扇沢 さんでした。

 岩屋の空も夏から秋に変ってます。風の息に合わせて飛ぶパラグライダー、息の長い飛行が出来ます様に無理せずのんびり長閑に秋空でパラしましょ!

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