「初フライトレポート」 BY 森本さん (04/11/)


 TAKの門を叩いたのは残暑厳しい8月の末、体験コースで飛ぶことの楽しさを知りました

「素晴らしい!君はパラをする為に生まれてきたのか!」と、好調先生の言葉に乗せられて入校することを決断週末ごとのグリーンパークでの練習 きつかったけどその先には山飛びが待ってると思うと楽しく感じられました

 そしてついにやって来た、小学生の作文並のレポートを書く日が・・・ いや違う、待ちに待った初フライトの日です

 前日、いつものようにTAKに予約の電話をすると、いつもなら「はーい TAKです♪」と、ゆかさんが出てくれるのに、その日は運悪く校長でした・・・(すいません) 「明日も天気いいよー 森本くん、初フライトの準備しようか」 電話を切ったあと、ん?準備って?もしや? しかし、ヘルメットもレスパラも無線もまだ届いていない 初フライトはありえないと一人で納得してました

 そして当日の朝、いつものように万代くんとの待ち合わせ場所へ、いつものように万代くんは遅刻してきて、いつもの道で青垣へ向かいますTAKに到着して、いつもならグリーンパークへ直行なのですが、今日はここからが違いました

 校長先生の開口一番「タンデム上がるよ 森本くん、今日初フライトしようか?」一瞬凍りついたのですが、そんな素振りは一切見せずに「おねがいします!」と、元気よく答えてしまいました

 午前中、タンデムと立ち上げ練習をして、午後からシュミレーターで初フライトをイメージしての練習。口数が減ってきてる、笑顔がないとのまわりの声(けしてびびってるのではなく、集中しているのです)そしてついにお迎えの車が到着・・・(もう逃げられない)

 西テイクオフ、タンデムで上がった午前中と違って風はおちていました。黄色のフォーラスが広げられる もう待ったなし、でも以外と冷静でした。これはやはりタンデム講習を繰り返ししてくれたおかげなんでしょう(さすが校長!)

 そしていよいよテイクオフ!少し後ろに戻されつつも1〜2歩でフワッと浮きました難なくハーネスにも座れ、自分で言うのも恥ずかしいのですが、「うーん、完璧!」と、つぶやいてしまいました

 校長の声が聞こえます タンデムしてもらってるのでは?と錯覚してしまう ちらっと振り返って見て誰もいないのを確認すると、改めて「すごい!すごい!」と一人で感動してました

 ランディング上空、正一郎さんから無線で「赤いの振ってるの見えるー?」全然見えませんでした。しかし正一郎さんからはこちらの操作のひとつひとつが全て見えてるようです(マサイ族並の視力6.0だと言うのはほんとだったんですね)

 ランディングに近づくと先輩フライヤーの皆さんが迎えてくれてるのに気づき感激でした。そして無事ランディング!ほっとした瞬間でした。言葉に言い表せないないぐらい気持ちいい ちょっと大げさかな?いや大げさじゃなくて

 初フライトをサポートしていただいた校長、正一郎さん、長野さん、暑いグリーンパークでの練習に付き合っていただいた渡辺さん、ゆかさん、そしていろいろアドバイスをしていただいたり声をかけてくださった先輩フライヤーの皆さん、ほんとうにありがとうございました そしてこれからもよろしくお願いいたします

 無事初フライトを終えたまではよかったのですが、自分の不注意で皆さんにとんだ迷惑をかけてしまい・・・
ランディング後の記念撮影の際、嬉しくて舞い上がってたせいか、はずしたメガネをその場に置いてきてしまい、そろそろ家に帰ろうかと思ったときメガネがないのに気づいたんです。真っ暗闇のランディングに車を出して照らしてもらい、大捜索していただいたのですが結局見つからず・・・

 見つからなかったことより、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。翌日の朝一番に、ゆかさんから「メガネ見つかったよー!」と、嬉しい電話がありまし
たゆかさん、どうもありがとうございました。探していだだいた皆さん、ほんとうにありがとうございました


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