「初フライトレポート」 BY 原田さん (04/08/26)


   「明日、体験お願いできますか?」と初めてTAKに連絡をとった頃、天気予報ではまだ積雪情報を伝えていた1月真冬のことでした。翌朝、まだ路肩には数日前の雪が残る中を、スリップの恐怖と胸いっぱいの期待と昨日の仕事の疲れを携えてTAKを訪 れました。

 正一郎さんによるタンデムフライト。突き刺すような寒さの中で風の状況を見ながら待つこと約20分、ようやく飛び出した瞬間、なぜだか判らないんだけれど嬉しくて頬が緩んでしまう自分に驚いてしまったのが一番の記憶です。

『飛んでいる…飛んで いる!このままいつまでだって飛んでいたい!』先ほどまでの突き刺すような寒さもどこへやら、すっかり飛ぶことへの魅力にはまった瞬間でした。

『よしっ、どんどん通って一日でも早く一人で飛べるようになろう!』そう思って はみたものの、なかなか休みが取れずに結局ひと月に一度位のペースになってしまい、そんな調子で通っていたものですから、いつまで経っても前回の復習というより、始めからもう一度みたいな気持ちで講習を受けていたのです。そんな時に 「じゃ、次はソロフライトしましょう!」と校長のお言葉。嬉しいのと「えっ?出来 るかな?」の不安な気持ちで家路についた事を覚えています。

 ついにその日がやって来ました、コンディションは絶好調!驚いたことに少しの不安はあるけれど全然怖くはないのです。「あれ、なんか余裕あるなぁ…なんで?」す ぐに答えは見つかりました。

 体験を合わせて7本のタンデムフライトによる、(1)飛ぶことへの慣れ(2)テイクオフしてからランディングまでのコースどりを十分に説明を受け実際に何度も体験しているからだって。実際にテイクオフのあとも楽しくて歓喜の絶叫をしたかったのですが、恐怖で叫んでいると勘違いされるのも困るので何度も衝動を抑えるのに苦労しました。

 校長の無線誘導もあるので不安もなく、目の前に広がる景色やトグルから伝わる風の躍動、機体を操作していることの楽しさ…『飛ぶこと の楽しさ』をあらためて感じることが出来た初フライトでした。そのあとにも2本フライトが出来て最高の日となりました!

 最後になりましたが、TAKの皆さん・TAKで出会った皆さん、いろいろとお世 話になり感謝しております。今後ともよろしくお願いします。

原田  宏章


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