「初フライトレポート」 BY 俊輔 (04/06/16)


  初フライトまで、時間がかかりすぎたのかは自分でも分からないのですが、グ リーンパークから初フライトまですごく、いい時間が送れました。なんて言うのか、学生時代といっても小学校ぐらいまで時間が戻ったような。注意されたり、 笑ったり、無我夢中で走ったり、毎日の生活では感じられないものや、子供の頃 の忘れかけていたものが蘇ってきたようでした。

 別に子供の頃に空を飛びたいとか全くなかったし、中学生の頃には空を見たらパ ラグライダーが飛んでいたけど関心もなく、自分がするものではないと思ってい ました。

 初フライトするまでは、何で飛ぼうとしているのか理由なんてそんなにありませんでした。ただ漠然とやってみようかなってぐらいでした。その上恐怖心もあり、なかなか初フライトに踏み切る勇気(そんなに大げさなものではない)がな かったのかな・・・(自問自答)。

 自分のグライダーがきて、校長の「初フライトする」って言葉を何度も聞いているうちに、気持ちがもやもや、気色が悪く、スッキリしない感じの日が続きました。

 当日、朝、「今日初飛びする」って聞かれて、「行きます」って答えてた。 初フライト前に、タンデムして頂き、ランディングの後にも「初飛びする」、数十秒の沈黙、自分の中での色々な葛藤があったのか、なかったのかは分からない けど「行きます」っていっちゃいました。テイクオフにあがるも、想像の中の恐怖に潰されそうなかんじでした。

 数歩走って空の上、聞こえるのは校長の声と風の音、見えるの自分の育った町 、どうなっているのか分からないままランディング。「おめでとう」の声も半信半疑。まるで夢を見ているような感じでした。今でも、どんな感じだったのか分からないです。

 想像と違いすぎていた。空を飛ぶって、すごく自然に感じました。日が経つうちに、飛びたいって素直に思えるようになってます。 これが僕の、初フライトレポートです。

 最後に校長、正一郎殿(娘の呼び方)、ムチじゃなくアメをくれたノンちゃん 、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。

 


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