「苦節?年、やっとこれで僕もフライヤーの仲間入りか!」 by 京都・山ちゃん (01/09/01)


「苦節?年、やっとこれで僕もフライヤーの仲間入りか!」

 実は転勤族の私、パラ歴だけは、とても人には言えないほど長いんです。某所ではレンタル機材で山飛びを少ししていたこともありました。ところが、色んなスクールで、何回か斜面の講習をやっては、仕事や家庭が忙しくなり、「何ヶ月も中断して初心者に逆戻り」ということを繰り返していたんです。

 TAKに入ってからも、講習に行く間隔が空いて、一日体験のレベルからなかなか向上しない状態が続いていました。そのうえ、仕事が忙しく、もともと休みが少ないのに、その少ない休みを自分の趣味に費やす、というのは、二人の子持ちとしては、けっこう大変なことだったので、一時はやめようかとも思ったんです。

 それで思いあまって校長の自宅にまで電話して相談してみると「家族がいると大変ですが、夢を実現するためにどうすればいいか考えましょう。機体を買ったらそろそろ山飛びしていいですよ」という暖かい言葉。まさにテイクオフから飛び出した時のようにパッと視界が開けたような気持ちになりました。

 7月8日、事務所に機体が届いています。色は好みの黄色。グリーンパークで練習すると「見違える」と言われるほどうまくいきました。新品の機体は、今までより立ち上げやすいような気がします。「夕方には飛ばせてあげるから体力温存して」。家族からも、「今日は遅く帰ってきてもいいよ」と了解をとっているので、心おきなく休憩します。

 初山飛びは緊張はしませんでした。気持ちいい!、思わず口笛もでてしまいました。あまり気持ちよくて眠くなりそうです。自分自身の操作で360度ターンするというのも気持ちいいですね。本当に初めて山飛びではなかったけれど、自分の機材で飛ぶと「やっとこれで、お客さん的な立場から、フライヤーの仲間入りか!」という感激がありました。ランディングで膝をついたのが少し悔しかったけど、地上では、やっぱり朝から緊張していたのか、脱力感に包まれました。ああ満足。

 帰りの車の中では、ご機嫌で、お気に入りのCDをかけて歌いながら帰りました。機体を買ったらこっちのものですが、そんなに頻繁に通えるわけではないので、これからも、皆さんから見ると「なかなか上達しない奴」という状態が続くと思います。でも、たまたまサーマルに入ったときのフワッとする感覚が大好きですので、自在にソアリングできることを目指して、ぼちぼち頑張りたいと思います。暖かく見守ってやってください。

 校長先生を初め、皆さんありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 終


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