初フライトレポート by キョンコ(温泉友の会会員bP) (01/08/11)


8月4日(土)初フライト予定日

 この日は先週から「初フライトやるで!」と声をかけられていたので、仕事中であっても「今週末は初フライトか」と思い出すだけでドキドキし、顔がにやけてきて少し危ない人になりつつあった。 当日もめちゃめちゃ早くに目が覚めて、まるで小学生の遠足前状態。 めっちゃドキドキしながらTAKへGO!

 午前中に長野さんにタンデムをしてもらってから初フライトの予定になった。山にあがり「次は自分でここから飛ぶのね」と考えると少し緊張してくる。 タンデムも、なにも考えなかったら「キャー!めっちゃ気持ちいいよ〜ん」と脳天気になってられるんだけども、なにせ初フライトを控えた身。

 「ノーマルルートって何?」
 「どこを飛ぶの?」
 「尾根ってなにさ?どこさ?木ばっかりじゃん」
 「ランディングはどこなのよ〜」 と一種のパニックに陥ってたのかもしれない。

 タンデムが終わり校長に感想を聞かれたので、パニックになりそうだった話はせず気持ちよかったとだけ伝えた。次に校長は言った。

校長:「ところで君、今までどれくらいの高度飛んだ事があるの?」
私:「はぁ?マジで今日が初フライトです!」

 私は他スクールからの転校生なのだが、そこでは飛んだ事がないのだ。飛んだことがないと再三にわたって話していたのに、私は校長に信用されてないらしい。 校長め〜!今でもかなり緊張してるのに〜 しかし、今日が初フライトだというのに何の準備もしてなかった私に、親切にも校長が準備を整えてくれてくれた。

 あんなに楽しみにしていた初フライトなのに、いざ目前に迫るとさっきまでえらいハイテンションだったのが緊張のせいかマイナス方向に突っ走ってきた。 そういえば朝からおかしな事ばかりだった。 数回しか履いていない靴紐がブチブチっといつの間にか切れてた。私めがけて死にかけのクマンバチがかっとんできた。 なんでやねん!今日が初フライトやのに。

 験を担ぐ人間ちゃうけど不安になるやん。 うう、飛びたいけど飛びたくないよぅ。 緊張を紛らわそうとしてエイナちゃんをからかってみた。彼女がかなりおもしろい。マイブームになりそうだ。彼女のおかげでゆっくりと緊張も解けてきて「さあ飛ぶぞ!いつでもOK!」と腹をくくった頃、風が強くなり初フライトは中止となった。

 残念なようなホッとしたような。 今日は飛べなかったけど緊張したせいでかなり疲れてしまったが、次はビビらずに飛ぶぞ!と堅く決意した。

8月11日(土)初フライト!

 この日は午前中、雨っぽくて昼からスクールへ行った。 天気予報は大きくハズレ、午前中も飛べるコンディションみたいだった。 天気はわからないねぇ。 怪しい時はTAKで待機してるに限るよ。 例のごとく浄丸の滝へ行った。 午前中にまったく運動をしてないので、そんな体に天然のクーラーは少し寒く、車の中で昼寝をすることにした。 これがまた気持ちよく眠れるんだ。

 気持ちよすぎて寝すぎてしまった。危なく初フライトのチャンスを逃すところだった。危ない危ない。先週、固い決意をしたばかりなのにさ。 急いで事務所に戻り、車に乗り込み山頂へと上がった。まだまだ眠い。フライトの直前まで眠かったような気がする。先週は緊張しすぎていたからこれでちょうど良かったのだ。

 「誰から行く?」 との問いに率先して挙手、すぐにセット。訳も分からないうちにテイクオフ。『やっと飛んだ。』 だけど体が思うように動かない。頭も働かない。 どうやって体重移動するんだっけ??? おかしい。私はこんなにドンクサイ人間だったか? 校長からの無線が入る。周囲の風景を楽しむようにとの内容。そんな事いわれても風景を楽しむどころじゃないのよ〜。と考えた自分にかなり緊張していることに気づいた。 そう、たぶんパニックってたのよね。

 パニクりながらもなんとか無事にランディング。 ランディング場では校長に「タコ踊り」と言われ、もう私のナイーブな心はズタズタ。 無事に地上に戻れたのはいいが、私の初フライトは今まで思い描いてたのとだいぶ違う。 もっと楽しく、もっとカッコよくきめるはずだったのに〜

 待ちに待った初フライトが終わった。 飛んでしまえばスッキリすると思ってた。 飛べるだけで嬉しくて嬉しくて笑顔になるはずだった。 練習で出来ることが空の上では出来ない自分に腹が立って。なぜか悔しくて。 某エリアでエリアコンペを見た。 澄み切った青い空がカラフルなグライダーで彩られなんと鮮やかでなんと美しいことか!

 空に舞い上がるだけで会心の笑顔を見せるオジサンたち。 このオジサンたちは職場のオジサンたちと本当に同じ人種なんだろうか? 私もこの空間に、この青い空に溶け込んでみたい。 これが私の空へのあこがれの始まりなんだと思う。 もっと上手くなりたい!自由自在になりたい! そしてもう校長にタコ踊りなんて言わせないぜ!

 最後になりましたが校長ならびに長野さん、テイクオフ・ランディングで温かく見守って下さったみなさまに感謝!感謝!です。そして、タチの悪い私に付き合ってくれたエイナちゃんありがとう! これからもどうぞよろしくお願い致します。


[ホームへ][クラブニュースへ]