「初飛びレポート」 BY 松本 朋子  (99/11/30)


 とてもとても特別な一日となりました。「26日に風がよければ初フライト」が延びて30日、初フライトさせていただきました。初フライトのはずの26日に準備万端でものすごく緊張してしまったからか、30日の今日はまだ少しはリラックスして平静を保っていたように思うのですが・・・大きな誤りのようでした。

準備 テイクオフ

 テイクオフで準備し始めるときには、頭が真っ白だったように思います。グリーンパークの時よりなぜか(?)ハーネスは重たいし見下ろす景色は遠いし、当たり前のことが変に怖くなってきてかなりパニックになっていたように思います。

 校長先生が「大丈夫やからな」と言ってくださって初めてやっと少し安心して、先生のサポートで立ち上げました。そのままビデオをまわして下さっていたよしかわさんめがけてつっこんでしまいました。そのあとこそ頭真っ白になって気が付いたら目の前に林が近づいてきました(「私が近づいていきました」が正しいらしいのですが・・・)先生の声がその時やっと「みぎー!みぎー!みぎー!!」と聞こえてきて初めて自分でコントロールしてやっと頭と体がいうこときいてくれたように思います。なんだか「やれやれ・・・」と言われそうな立ち上げだったんでしょう・・・

 少し思っていた以上に揺れることにとまどいながら正一郎さんの指示でターンの練習をして自分が身一つで空でくるくるしてるのがとてもとても嬉しくて、見渡せる景色も夢でも見てるみたいに現実の感触がないくらいに不思議な時間でした。

ランディング ホッと一息

 やっぱり私も小さい頃から空を飛ぶことに憧れて、空を気持ちよさそうに飛んでる鳥がほんとにいつもいつも羨ましくて・・・

 そんな夢のようなことをほんとにしてくださったTAKという学校にほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。正直言うと、これから就職の時期でもあるし、時間もないし、お金もないしで「空をとんだつもり」程度でしょうがないなあ、ABコースだけしか無理だなあというつもりで当初はお世話になっていました。

 それがいつの間にか、時間もお金もパラグライダーを最優先にしていくようになったのはやっぱり、TAKでたくさんの素敵な刺激をいろんな方からいただいたからだと思います。年齢・職業、問わずいろんな方がパラグライダーの話でとてもいきいきしていらっしゃること、とてもカルチャーショックでした。TAKの不思議な温かい雰囲気が大好きになってからパラグライダーを真剣に考えるようになったんだろうなぁと思うと、校長先生、みなさんに本当にお礼の気持ち伝えたく思います。

 本当にありがとうございます。  これからもご指導の程よろしくお願い申しあげます。

バイオリン演奏
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