「初フライト」 山本恭子 (99/08/29)


 8月15日久々に来たこの日も朝より雨曇り。今日はどうかなと思っていたら、校長先生の「風良くなったら初フライト飛ばすから。」の一言に緊張とドキドキの続く一日がはじまった。そして、時間はあっという間に過ぎて、やっとというか、とうとうというか、15時前、岩屋山に上がる合図が。車に乗り込みいざ出発すると徐々に不安が増すばかり。西のテイクオフに到着したけど雨が降ったり止んだり、風も強くなったりで待機状態が続いた。この時の緊張感は最高で、ついにはボーとしてしまう始末。そして先に先輩方のテイクオフ。学習と思ってみていた矢先に吉田さんのスタ沈。その前の説明でやってはダメと言われたままに落ちていった。一瞬の事ですごく驚いた。しかも、初フライト前に、これでもう増々不安が...

 その後、何度コースとランディング位置を確認しても落ち着かない。そして、ついに18時前、私の順番が、いざセットしてスタートを待っているとライン、立ち位置が気になり振り返ってキョロ2。でも行くしかない。長野さんの合図でGo!少し風が強く立ちあがったけれど足が前に出ない。踏ん張って前に“浮いた!”風が顔に感じる。飛んでる。でも頭の中は一気に真っ白。体はかたまったままで無線の声にてやっと動いた状態。そしてコースは右の方へ行くと聞いていたけど、でも、いつ曲がるの?と思っていた時“右”への指示が入った。この時はかなり長く感じました。

 「福知山をみて」と校長先生の声。遠くの方を見たが、どこを見たかはあまり覚えていない。尾根の上を真っすぐと言われてもなかなか行けず左右を繰り返しやっと尾根の上へ。360度、180度、90度曲がり終える度に足が緊張して真っすぐのまま、何度「足まげて」と無線で入ったことか。だんだん地上が近づいてきて怖さと不安が。そして、田んぼに進入と同時にランディングポジションをとったけども足元にはあぜ道が。越えたと思ったら体は前に、ひざ打ち前こけランディング。

 終わった時は手が震えていたけど、一気にホッとした。けど、時間がたつにつれて興奮してきてもううれしいでいっぱいになりました。約6分のフライトでしたが待ちに待ったフライヤーへの第一歩。終わりは少しいまいちでしたが楽しく飛べたのでよかったです。

 これからも、もっと上手くなる様頑張ります。


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