初フライトリポート 「初飛びトリオ??」 ('05 04/09)


はじめに、正一郎からのメッセージ

みなさん、おめでとうございます。最初の目標に到達しましたね。ここからが本当のスタートです。マルチにいろんなことを学んでもっと大きな夢を持ち、それが実現できるように一緒にがんばりましょう!!

さて、トップバッターは小野寺さんです。

今日は、絶対に初フライトさせてもらえるだろうと自分で勝手に決め付けていて、いつもより1時間早くに起きお風呂を沸かして体を清めてから 余裕を持って家を出ました。
それから事務所に着いて校長に挨拶すると、「今日は初フライトしましょう」と待ちに待った言葉が、ますます気合が入りました。
午前中はグリーンパークでノンちゃんに見てもらい、一本一本自分で確認しながら立ち上げの練習をして、午後からは事務所でシュミレーターに 乗って「ハーネスの乗り降り」・「体重移動」を最終チェックして岩屋山へ向かいました。

岩屋山への車に乗り込む前に、同い年でほぼ同期の森本さんのランディングを見学して、いろいろと初フライトに向けてのアドバイスと励ましをも らい、スタッフの方たちにも声をかけてもらいました。そのおかげでワクワクする気持ちの方がどんどん大きくなって、緊張も恐怖心もなく臨むこ とができました。

実際に一人で飛ぶと、タンデムをしてもらった時以上の爽快感と自分で操縦するというまたちがった楽しさを味わうことができ、本当にやってて良 かったと思いました。

無事ランディングして校長に握手を求められた時、「ありがとうございました」の言葉がかすれてちゃんと言えず、初めてのどがカラカラになって いる事に気がつきました。
自分では大丈夫なつもりでもやっぱり緊張していたのだと思います。

去年の8月に初めて練習に参加してから、他の人よりも期間は掛かりましたが、これからもこの感動と爽快感を求めて通いたいと思いますので、校 長をはじめスタッフの皆さん、何卒よろしくお願いします。

仕事以外でメールを書くことがなく、堅苦しい文章になっていると思いますがご了承ください。

 

 

 


続きまして、山中さんです

私がスクールに初めてきたのは03年の7月でした。

以前から空を飛んでみたい と思って1日体験に行きました。タンデム体験の感動が忘れられず04年11月に 再度訪れ12月にコースに入りました。

始めはグリーンパークでの斜面も上手く走れず慣れてきた頃には冬などでなか なか練習ができませんでした。

4月9日は、3週間ぶりのスクールだったので、「今日初フライト3人するらしいよ」と聞いた時、まさかその内の一人に入ってると は全く思いませんでした。今月もっと練習をして、私の中ではGWぐらいかな、 と思っていました。  

午前中に立ち上げ練習をして、お昼に初めてシュミレータでの座る練習、ラン ディングの確認、無線機の使い方など、慌ただしく時が過ぎていきました。  車が山頂に近づくにつれて不安と緊張でいっぱいになり、そしてやっぱり私に はまだ早すぎる・・・大丈夫かな・・・とその時も中止の声がかかるのじゃないかと思 うくらい信じられませんでした。 準備にもたもたしていると長野さんに呼ばれま した。飛び立つ時は緊張で無我夢中。

気が付いたら飛んでいました。無線 から聴こえてくる長野さんと校長のお陰でリラックスできました。その日は天気 がよかったので本当に気持ちよかったです。

ランディングが見えた時はほっとし ました。その後指示通りターンを繰り返し、無事ランディングできました。校長 やのんちゃんと対面し、みなさんに迎えられて今でも信じられない気持ちとうれ しさでいっぱいです。  

今まで丁寧に教えて頂いたのんちゃん、校長方々本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。

 


最後は、苦労人「万代」さんです。

文章が長いですが、読めばなぜかわかります。それでは、どうぞ、、、

  (自分で空飛ぶのってどんな感じなんやろ)こんな疑問からパラグライダーを始め てみたくなり、TAKに入って半年が経ちました。 初フライトの準備は数ヶ月前に出来ていたもののコンディション等の関係から中々飛ぶことが 出来ませんでした。

同期で始め一緒にTAKに通うようになった森本さんは既に初フライトを終え(あ〜、ほんま 早よ空飛んでみたい!)ずっとそんな気持ちでいたところ、ついにその日がやってき ました!!

 当日の天気は雲一つない快晴で風のコンディションも最高であり、校長も会うなり 「午前中はグリーンパークで練習したら午後から初飛びいってみるか」この言葉を ずっと待っていました。 グリーンパークでは今までの練習の動作を確認するように体をほぐし、事務所に 戻ってからはシュミレーターに乗ってイメージトレーニングをしました。これまでグ リーンパークでみっちり走りこんで来たことと、具体的なイメージもできていたこと からある意味で自信もついており(まぁこれであとは待つだけやな)と思い、岩屋行 きの車を待つことにしました。ところがこの後、ちょっとした悪夢がまっていようと は‥

ついに飛べる!という気持ちと程よい緊張感を抱いて岩屋山頂に到着するとテイク オフ準備中の森本さんがいました。目を合わせるなり、なぜかパラグライダーを10年 くらいやっているベテランの人のような(確か経験本数は8本程だったと思います) 感じで一言こう言いました「おぅ、やっと来たか」‥‥

今日は小野寺さん、まゆみさん、と初フライトのオンパレードで、この人達は一発 でテイクオフを決めていきあっという間に順番が回ってきました。 そしてついにテイクオフ!‥と思いきや、機体がバランスを崩し、左にそれて行くではありませんか。 「万代待て」と長野さん。そしてブレークを最大に引き下げなんとか勢いを止めたと きには機体は木の枝に引っかかるまさかのスタ沈‥ 皆さんの協力でなんとか機体をおろし再チャレンジすることに。

 バランスを崩した理由はブレークコードを引きすぎたこと、そう言われ引き過ぎに 注意しながら再度テイクオフ!‥ ところが今度は立ち上げ後、手にかかるテンションが急に消えたかと思うとキャノピーが潰れ、 立ち上げ失敗。「‥なんでやねん」二度目の失敗はさすがにちょっとヘコんできました。 まさに悪夢です。理由は助走が足りなかったこと。 風をみてもう一度チャレンジすることになりました。

 少々ヘコみ気分で風を待っていると森本さんが再び上がってきました。目を合わせ るなり(顔がすでに半笑いでひとをおちょくる表情になっておりました)一言こう言 いました「お、まだおったんか」‥‥この人だけは‥

 そんなこんなもあり、テイクオフできる風がやってきました。「三度目はないな」 自分にそう言い聞かせ、2度の失敗で悪かった点を考慮してテイクオフ!! ‥すると「今までの失敗はなんやってん」と思えるくらいあっという間に自分は空を飛んでい ました。

 普通に生活しているならば、まずお目にかからないであろう景色が目の前に広が り、高所にいることによるちょっとしたスリルなんかもあり「自分で空飛ぶのって最 高に気持ちのえーもんやねんなぁ」ということが分かりました。テイクオフ後は校長 がランディングまでとても分かりやすく誘導してくれたので十数分の大空旅行を満喫 することが出来ました。(自分の表情はたぶん半笑いになってたんではないでしょう か) また、校長の誘導は上空の細かい動作も見てくれており、とても安心感がありま した。

そしてなんとかランディングすると先に初フライトしていった小野寺さん、まゆみさん、 校長、渡辺さん、そして初飛び準備中の杉岡さん(この人はなぜかランディン グした瞬間に石コロを投げてきました)が迎えてくれました。帰ってこれたという何か 1つの達成感がありました。 テイクオフでは2回失敗したけれども、失敗したことで得たものは大きかったと思います。

 いろんな意味で長い初フライトになりましたが、校長、正一郎さん、長野さん、渡辺さん、 ゆかさん、同期、先輩フライヤーのみなさん、ありがとうございました。そしてこれからも よろしくお願いいたします。

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