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 「初フライトを終えて 」 坂東さん

2009年12月11日
初フライトを終えて (2009年12月2日午後4時無風)

坂東 正敏

夏に入校してやっと岩屋山からの単独初フライトにたどり着きました。
大きな声では言えませんが、私は車の運転もバイクも自転車に乗るのもいつも怖いと思っています。
最近は乗っていませんが三輪車に乗るのも怖いはずです。
地上で怖いのに空中を飛ぶなんて足がすくんでしまうのは私にとって当然なことで、気持ち良さそうに飛んでおられる先輩の方々にそれなら何故ここに来たのだ、変なやつだと思われないように黙っております。

にもかかわらずなぜパラグライダーなのかといいますと、私は「人生はたった一度だけ。限られた残りの人生を悔いのない自分らしい生き方をしたい」という強い思いがあるからです。

若い時にハングライダーで大空を飛んでみたいと思っていた時期があったのですが、チャンスを掴むことなく、65歳になった今、心の底にくすぶっていた願望がパラグライダーへと気持ちを向かわせたように思います。

初フライトにたどり着くまでには練習場グリーンパークでの転倒で肩を痛めて休み、毛が少ないのに怪我(頭頂でなくてふくらはぎの肉離れ)をして長期間休んだり、練習場で競輪をしていないのに足の痙攣を起こしたりと大変でした。

45年間タバコを吸い身体を犠牲にしながら税金を払い続け、仕事一途?で今日まできて身体を鍛えることを怠ってきた報いに情けなく泣きたい気持ちになりました。しかし、のんちゃん先生の練習をしていれば必ず出来る、急がず慌てずという優しいメッセージとご指導に元気付けられ、汗を流した甲斐あって、やっとの思いでたどり着いた初フライトなのです。本当に心から感謝の気持ちが湧いてきます。

今の時期、スクールからテイクオフ場のある岩屋山頂に向かう道中「丹波少年自然の家」一帯の琥珀色に染まった落葉に晩秋の趣を感じ、昼なお暗い杉林の林道を登っていくと自然の力強い息吹と生命力を感じます。
テイクオフ場から眼下を眺めると、雲海の下に紅葉と深緑の山々の間を加古川の清流が流れ、丹波青垣の町並が箱庭のように望めてすばらしい景色です。
まだ私は春の青垣を知りませんが、来年の春には新緑がこののどかな里山と町並みをどのような表情に変えるのか楽しみにしています。


12月2日午前中に校長先生とのタンデムを2回終え、午後からグリーンパークで練習中、急に校長先生からこれから飛ぼうと言われ覚悟を決めいよいよ初フライトのため山頂へ出発です。
スクール前から車のホーンの音を合図に冥福を祈る心温まる合掌に見送られて出発し、私を乗せた車は山頂へと上って行きました。

テイクオフ場では正一郎先生とのんちゃん先生が私たちはここまでです、後はお一人でと見送くってくださり覚悟決めて大空へと飛び立ちました。
思いもかけない静かなグライダーの安定飛行と操縦性能に感激しながら煩悩を洗い流したような心穏やかな中で不思議と今までの恐怖心は消え去り、静かに滑空していく感覚に浸りました。
10分程度の後、ランディング場には校長先生と諸先輩や同期の仲間の方々のお迎えを受け着地でずっこけながら生還し、やっとこれで皆さんの仲間入りが出来たとほっとして嬉しい気持ちで満たされました

これからはマイペースを守りながらさらにご指導を受け練習と経験と思考を重ねてベテランパイロットに少しでも近づきたいと考えております。有り難うございました。
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